お月さまをみてる。

第二章を歩み出される祐飛さんを追いかけてまいります☆
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リック、あなたの瞳に乾杯!in東京 ⑫ ~二組の夫婦~

カサブランカに登場する、対極の二組の夫婦のことを。


この間見ていて気付いたんですが・・・・




ちーちゃんエミールが2万フラン足りなくなって、リックに金庫から出してもらうところ。

「強いお客様がいらして2万フラン足りないんです」

今まで全然スルーだったんだんですけど・・・・・。


ちょうどリックとウガーテがチェス盤を前にお話している時。
ルーレット台で大当たりを出している人がおります。


カーティスさんたち!


ちょ!
強いお客様って、もしかしてカーティス夫妻っすか!

その後もよく見てみると、エミールのお帰りをルーレット台に陣取って待ってますがな。
遅かったな!みたいな小芝居してますがな!

あー、やっぱりヤンやアニーナじゃなくて、お金持ち夫妻のところに勝利の女神は微笑むんだなぁ、と。
(その後リックによって二人は大金をしっかり手にしますが)


カフェに現れた途端、苦悩するレジスタンスや亡命者たちを見て「楽しそうね~♪」と笑顔で、サッシャも呆れ顔のアメリカ人夫婦。
ジャンに財布を掏られても気付かず、バザールでヘンなモノ売りつけられても、いつも笑顔で楽しそうなカーティス夫妻。

まさにアメリカ人の象徴、なんですよね。
牧歌的で、能天気で、カサブランカの空気と対極にいる存在。

でもだからこそ、彼らの平和ボケのようなあの姿が異質であればある程、カサブランカにいる人々の悲壮感が際立つ。

もの凄く重要な役だと思います。



ルーレット云々は先日やっと気付きましたが、この二組の夫婦の対比はすごく面白いな、と思っていつも見ていました。

幕開きからヴィザを求めてルノーのところに殺到する人々。
その中にいる、ヤンとアニーナ。

まだうら若い二人は手を取り合い、お互いがお互いを支えてなんとか立っているような風情。
リックのカフェで装飾品を売ろうとしてショックを受けているところを見ると、はした金にしかならなかったのでしょう。

ブルガリアから持ってきた希望とお金は日々磨り減り、今や未来を描く力すら失われている。

悲壮感漂うカジノでの二人の姿に胸が痛む。
縋るようにルノーやフェラーリのところに別々に頼みに来ている姿も痛々しい。

例え夫を裏切ることになろうとも、ヴィザを手に入れなければ、という切迫した状況の中で、アニーナが一縷の望みをかけた相手がリックで本当に良かった。

大金を手にしてヴィザを手に入れることが出来る、と分かった時の二人の笑顔。
思わずリックに抱きついてしまう程の感激。

頭上を覆っていた雲や霧は晴れ、若い夫婦の行く先には再び光がさし、未来が開ける。

とても美しい場面です。
いつもルノーのがっかりっぷりやその後のロシア式のお祝いに持っていかれてしまうけれど、私はここのヤンとアニーナの手を取り合って幸せに向かって歩いていく姿が大好き。
リックにありがとうございます、っていう二人の後ろに、カワイイ子供たちに囲まれた輝いた未来予想図が見える気がして。


だから、二人の悲壮感と、そこから抜け出した幸福の図式が際立つためにも。
カーティス夫妻の能天気な明るさは、もの凄く大切なんだと思う。


カーティス夫妻には、冒頭からいちいち笑わせてもらっているのですが・・・・
(バザールでの踊り子ちゃんとの一連の小芝居がほんとに好き。あおいちゃん、毎日百千糸ちゃんのツボ覗いた後、違うリアクションをするんです。要注目!)

この二人の一番好きなところは、国歌斉唱のところ。
みんなと一緒にカジノから出てきた後、サッシャのバーカウンターに座って、まさに蚊帳の外で、ふたつの国歌を聞いている。
最初は怯えたような、理解を超えた何かを見るような表情が、次第に高揚感に変わり、最後は「フランス万歳!」の叫びに拍手をするんです。

ああ、この人たちの真っ直ぐさ。
それもまた、この作品の中にある「救い」なのだ、と。

リックはニューヨークじゃみんなぐっすり眠ってる!と揶揄しますが、まさにその典型のカーティス夫妻が、この作品の中で担っているモノって結構大きいなぁ、って思って見ているのでした。


カーティス夫妻とヤン・アニーナ。
二組の夫婦から見えてくるモノ。


やっぱりカサブランカは面白い。
いくつ目があっても足りません!!




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