お月さまをみてる。

第二章を歩み出される祐飛さんを追いかけてまいります☆
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リック、あなたの瞳に乾杯!in東京 ⑩ ~その視線、その先に~

一幕ラスト、イルザが立ち去った後のリック。






これまでは結構オペラでロックオン状態が続いていたため、それに気付いたのも結構最近デス。

イルザが出て行くと同時に酒をあおって、ドンっとテーブルに突っ伏すリック。
その後、一幕ラストのナンバーが始まるのですけれども。

フラフラ、と立ち上がり、下手に歩いていくリック。
舞台中央より少し進んだところで、立ち止まる。
客席にはリックの背中が見えている。

ここ。

リックは、イルザの出て行った店のドアを見つめているんですね。
表情はほとんど窺い知ることは出来ないけれど、確かに彼はイルザの去った余韻の只中に居て、呆然と立ちすくんでいるようで。

彼女の気配と、懐かしい彼女の香りに、ずっと止めたままだったリックの心の中の時計が静かに新しい時間を刻み始める。

何も恐れず信じなかった自分が、イルザの愛に震える、と歌うその言葉の通り、リックはあの瞬間、様々な葛藤を抱きながら、彼女の姿を、あのドアの外に見て、心はもう、彼女を追っているのですよね。

無様な姿で、彼女を傷付ける言葉しか吐くことの出来なかった自分を責め、それでもまだ、自分を捨てた彼女を責め、置かれている状況全てを責めて、何故、何故、と心の中の彼女に問いかける。

何故この店に来たのか。
何故ラズロと共に自分の前に現れたのか。

死んでいたはずの想いは再燃し、消したはずの過去がよみがえる。
それをどうすることも出来ず、リックは佇む。
その先に、イルザが消えたドアがある。

あのドアを見つめるリックはどんな色を瞳に宿しているんだろう、といつもあの背中を見つめながら考える。

上手から見ると、ちょうどリックの肩越しにあのドアが見えるんですよね。
それが本当にたまらない。

その後リックは再び想いを歌に乗せて吐露するわけですが、あの背中が眼に焼きついたまま休憩時間を向かえることになるわけで、芝居に入り込めば入り込むほど、もの凄い暗澹たる気持ちで幕間を過ごすことになるのですぉ。


あの演出は本当に素晴らしいと思う。
どんな立ち位置、どんな表情よりも、あの瞬間は、あのリックの背中がもの凄く彼の気持ちをダイレクトに私たちに届けてくれるから。


でも時々我に返っちゃうと、あの背中に抱きつきたい、とかいう邪な気持ちがムクムクしている・・・のは内緒デス。


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